◆風しんの報告が増えています

2018年は、12月30日までに2,917例の届出があり、そのうち、2,857例は7月23日以降の報告でした。2019年は、2月10日までに447例の報告があります。患者の多くは、昨年同様30~50代の男性で、都市圏を中心に報告されています。

妊娠中の女性(特に妊娠20週頃まで)が風しんに感染すると、先天性風しん症
候群(CRS)の子どもが生まれてくる可能性があるため、注意が必要です。
これまで風しんの定期接種をうける機会がなかった1962年(昭和37年)4月2日から1979年(昭和54年)4月1日までの間に生まれた男性に対して、抗体検査を前置した上で、予防接種法に基づいた風しんの第5期の定期接種を行うこととなりました。

 

対象となる男性は、2022年3月末までの間、市区町村により送付されるクーポ
ン券を使用すれば、原則無料で抗体検査及び定期接種を受けられるようになります。2019年度は、1972年(昭和47)年4月2日~1979年(昭和54)年4月1日生まれの男性に市区町村がクーポン券を送付します。2019年度にクーポン券が送付されない対象者も、市区町村に希望すればクーポン券を発行し、抗体検査を受けられます。

 

風しんの予防法はマスク等では難しく、予防接種を受ける事が予防法となっております。早めの抗体検査、予防接種を行ってはいかがでしょうか?