どんな病気?

帯状疱疹とは、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。 ただし、初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染したときは、水ぼうそうとして発症します。多くの場合、水ぼうそうは子供の頃に発症し1週間程度で治りますが、治癒後もウイルスは体内の神経節に潜伏しています。その後、ストレスや加齢、過労などが原因となってウイルスに対する免疫力が低下すると、神経節に潜伏していたウイルスが再活性化し、神経を伝わり皮膚に到達して、痛みを伴う赤い発疹を生じます。これが帯状疱疹です。通常は生涯に一度しか発症しませんが、免疫が低下している場合には再発することもあります。

早期発見のポイント

神経に沿って、身体の片側だけに違和感やピリピリした痛みが出現した数日~10日後、その部位に赤みや水痘・水ぶくれが出てきたら、帯状疱疹の可能性があります。治療が遅れると、激痛が長期間続くこともありますので、早めに皮膚科を受診してください。

予防の基礎知識

帯状疱疹は水痘(すいとう・水ぼうそう)を発症したことのある人なら誰でもかかる可能性のある病気です。免疫力が低下の原因となるストレスや、過労を避けることがその予防につながります。規則正しい生活、バランスの取れた十分な食事、心の安静を心がけてください。

当院では、任意の予防接種も予約受付しておりますので、お気軽にお問い合わせください。